配当王の48銘柄と投資手法について

0.はじめに

たーくん

どーも。たーくんです!

本日は『配当王の48銘柄と投資手法について!』を徹底解説しますね!

この内容を全て理解するだけで配当王に関しては完璧なので、絶対に最後まで読んで理解してね!

では、解説していきます!

1. 配当とは

たーくん

まずは基本の配当について学ぶよ。
理解している方は飛ばして読んでね!

1.1 配当の定義

配当とは、企業が株主に対して利益の一部を現金で還元することです。

たーくん

簡単に言えば、会社が儲けたお金の一部を、その会社の株を持っている人たちに分配することだよ。

1.2 配当利回りとは

配当利回りとは、株価に対する年間配当金の割合を表します。

計算式:配当利回り(%)= (1株あたり年間配当金 ÷ 株価) × 100

たーくん

例えば、1株1,000円の株式で、年間配当金が50円の場合、配当利回りは5%となります。

2. 配当王銘柄とは

2.1 配当王銘柄とは何か

配当王銘柄とは、長期間にわたって連続して増配(配当金を増やすこと)を続けている企業の株式のことを指します。

たーくん

特に、50年以上連続して増配を続けている企業が「配当王」と呼ばれることが多いです。

2.2 なぜ配当王銘柄が注目されているのか

たーくん

配当王銘柄が注目される理由は以下の通りです

  1. 安定性:長期間増配を続けられるということは、その企業が安定した業績を上げ続けていることを示します。
  2. 成長性:増配を続けるためには、企業の利益も成長し続ける必要があります。
  3. 株主還元への姿勢:長期的な増配は、企業が株主価値を重視していることの表れです。
  4. インフレへの対策:配当が増え続けることで、インフレによる実質的な資産価値の目減りを防ぐことができます。
  5. 複利効果:増配が続くことで、再投資による複利効果がより大きくなります。

3. 配当王銘柄の特徴

3.1 配当王銘柄の定義

配当王銘柄は、50年以上連続で毎年1株当たり配当総額を増やしている銘柄のことです。

3.2 配当王銘柄の例

たーくん

代表的な配当王銘柄には以下のようなものがあります

  1. プロクター・アンド・ギャンブル(P&G):日用品メーカーで、66年以上連続増配。
  2. コカ・コーラ:清涼飲料水メーカーで、60年以上連続増配。
  3. ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J):医薬品・医療機器メーカーで、60年以上連続増配。
  4. 3M:多角的な製造業で、64年以上連続増配。

3.3 配当王銘柄vsS&P500

たーくん

配当王銘柄とS&P500のパフォーマンスを比較してみよう!

過去20年間のデータを分析すると、配当王銘柄がS&P500を上回るパフォーマンスを示していることが分かります。

①長期的なパフォーマンス比較

2003年3月末から2024年1月末までの約20年間、配当王ポートフォリオはS&P500を上回るパフォーマンスを示しました。

2003年3月末を100として指数化すると、2024年1月末時点で配当王ポートフォリオは1,286まで成長したのに対し、S&P500は1,070にとどまりました。

たーくん

配当王銘柄が長期投資において優れた選択肢であると分かるね!

②年間リターンの比較

    2004年から2023年までの20年間の年間リターンを比較すると、配当王ポートフォリオがS&P500を上回る年が多いことが分かります。

    注目すべきは、市場が下落する局面での耐久性です。

    1. 2008年(リーマンショック時):S&P500が-37%の下落に対し、配当王ポートフォリオは-49%とやや大きな下落を記録
    2. 2022年(インフレ顕在化・利上げ局面):S&P500が-7%の下落に対し、配当王ポートフォリオは+11%のプラスリターンを達成

    たーくん

    配当王が市場の下落局面において、強いことを示しているね!

    ③2022年の事例分析

    2022年は米国でインフレが顕在化し、急速な利上げが行われた年でした。

    この困難な市場環境下で、配当王ポートフォリオとS&P500のパフォーマンスに顕著な差が見られました。

    1. S&P500:約20%の下落
    2. 配当王ポートフォリオ:約2%の下落

    たーくん

    配当王銘柄が経済的不確実性の高い期間においても、安定したパフォーマンスを維持しているよ!

    4. 配当王の魅力

    配当王銘柄の5つの魅力

    たーくん

    配当王の5つの魅力を紹介するよ!

    ① 安定的な収入源

    配当王銘柄は長期間増配を続けているため、安定的な配当収入が期待できます。これは特に退職後の収入源として魅力的です。

    ② 長期的な株価上昇期待

    配当王企業は多くの場合、安定した業績を上げ続けているため、長期的な株価上昇も期待できます。

    ③ 複利効果による資産の成長

    配当を再投資することで、複利効果により資産を効率的に増やすことができます。

    ④ インフレへの対策

    多くの配当王銘柄は、インフレ率を上回るペースで配当を増やし続けます。これにより、実質的な購買力を維持または増加させることができます。

    ⑤ 分散投資のコア銘柄として

    配当王銘柄は、ポートフォリオの中核を成す銘柄として適しています。安定性が高く、長期的な成長が期待できるためです。

    5. 配当王銘柄の選び方

    配当王銘柄に投資する際は、単に連続増配年数だけでなく、企業の財務健全性や事業モデルの強さを総合的に評価することが重要です。

    たーくん

    以下に、配当王銘柄を選ぶ際のポイントを詳しく解説します。

    5.1 財務指標のチェック

    配当王銘柄を選ぶ際は、以下のような財務指標をチェックしましょう:

    配当性向

    純利益に対する配当金の割合。一般的に30%〜60%が健全とされます。この範囲内であれば、企業が適切に利益を配当と再投資に振り分けていると考えられます。

    自己資本比率

    総資産に占める自己資本の割合。高いほど財務の安定性が高いとされます。一般的に40%以上が望ましいとされますが、業界によって適正水準は異なります。

    ROE(自己資本利益率)

    自己資本に対する純利益の割合。高いほど効率的に利益を生み出しているとされます。10%以上が一つの目安となりますが、業界平均と比較することも重要です。

    営業利益率

    売上高に対する営業利益の割合。この指標が高いほど、企業の本業での収益力が高いことを示します。業界平均より高い水準を維持できているかがポイントです。

    営業キャッシュフロー

    企業の本業からどれだけのキャッシュを生み出しているかを示す指標です。安定的かつ潤沢な営業キャッシュフローは、継続的な配当支払いと事業投資の両立を可能にします。

      たーくん

      これらの指標を確認し、安定性と成長性のバランスが取れているかを評価することが重要。

      5.2 事業モデルの理解

      たーくん

      企業の強みを知ることは、その会社が長く成功し続けられるかを判断するのに大切です。

      この強みのことを「競争優位性」と呼びます。配当王として長く成功している会社は、たいていこの競争優位性を持っています。

      競争優位性があると、他の会社よりも長期間にわたって多くの利益を上げられます。

      たーくん

      以下に、競争優位性の主な種類を簡単に説明します!

      ブランド力

      みんなが知っている有名な商品やサービスのことです。

      例えば、コカ・コーラ(KO)やプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は世界中で愛されている飲み物です。

      有名なブランドは、他の似たような商品よりも高い値段で売れることが多いです。

      そのため、会社は安定して高い利益を得られます。

      特許や知的財産

      会社が独自に開発した技術や方法のことです。

      他の会社はこれを真似できないので、その会社だけが特別な製品を作れます。

      例えば、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、医薬品や医療機器の分野で多数の特許を持っています。

      規模の経済

      大きな会社が持つ強みのことです。

      たくさんの商品を作ったり売ったりすると、1つあたりのコストが下がります。

      例えば、ウォルマートは大量に商品を仕入れるので、安く売っても利益が出せます。

      ネットワーク効果

      使う人が増えれば増えるほど、便利になるサービスのことです。

      例えば、SNSは友達が多く使うほど楽しくなります。

      S&Pグローバルという会社の金融情報サービスも、多くの人が使うほど価値が高まります。

      切替コスト

      一度使い始めると、他の会社の製品に変えるのが大変になることです。

      例えば、3Mやエマソンのような産業用機器メーカーの製品は、一度導入されると簡単に他社製品に切り替えることが難しく、これが長期的な顧客関係の構築につながっています。

      独占的な資源や立地

      他の会社が簡単に手に入れられない資源や場所を持っていることです。

      例えば、アメリカン・ステーツ・ウォーターのような水道事業者は、特定の地域で独占的にサービスを提供しています。

      たーくん

      これらの強みを一つ以上持っている会社は、長期間安定して利益を上げられる可能性が高いよ!

      投資をする時は、会社がどんな強みを持っているか、そしてその強みが将来も続くかどうかをよく考えることが大切です。

      強い競争優位性を持つ会社こそ、長期間にわたって配当を増やし続けられる可能性が高いのです。

      6. 配当王銘柄投資の始め方

      6.1 投資目的の明確化

      たーくん

      配当王銘柄投資を始める前に、自分の投資目的を明確にしましょう。

      1. 長期的な資産形成が目的か
      2. 定期的な収入が欲しいのか
      3. リスクをどの程度取れるか

      たーくん

      これらを明確にすることで、自分に合った投資戦略を立てることができます。

      6.2 投資信託の活用

      個別株への投資は難しいと感じる方は、配当王銘柄に投資する投資信託を活用するのも一つの方法です。

      例えば、大和アセットマネジメントの「iFreeプラス 米国配当王」ファンドがあります。

      たーくん

      7章で「iFreeプラス 米国配当王」ファンドについて詳しく解説します。

      6.3 個別株式への投資

      直接個別の配当王銘柄に投資する場合は、十分な調査と分析が必要です。

      また、適切な分散投資を心がけることが重要です。

      たーくん

      8章で「配当王の個別株銘柄」について詳しく解説します。

      7. iFreePlus米国配当王ファンドの詳細

      たーくん

      iFreePlus米国配当王ファンドについて詳しく解説します。

      7.1 ファンドの特徴

      1. 米国の50年以上連続増配企業にフォーカスした日本初の投資信託
      2. 2024年1月末時点で48銘柄に投資

      7.2 運用ルール

      1. 銘柄数:最低40銘柄
      2. 各銘柄への基本投資比率:均等
      3. リバランス:毎月
      4. 銘柄入替:年1回(12月末データ基準)
      5. 為替ヘッジ:なし

      7.3 業種構成とパフォーマンス

      1. S&P500とは異なる業種構成(生活必需品、資本財・サービス、公益事業の比率が高い)
      2. 過去20年間でS&P500を上回るパフォーマンスを示す(バックテスト結果)

      7.4 投資リスクと費用

      1. 主な投資リスク:価格変動リスク、為替変動リスク、カントリーリスクなど
      2. 運用管理費用(信託報酬):年率0.286%(税込)

      たーくん

      信託報酬が年率0.286%と高いので、僕はiFreePlus米国配当王ファンドよりも、配当王個別株の投資を行っています!

      8. 配当王 48銘柄一覧

      たーくん

      以下は、主要な配当王銘柄の一覧です(2024年1月末時点)

      No銘柄名ティッカー業種連続増配年
      1アメリカン・ステーツ・ウォーターAWR公益事業69
      2ロウズLOW一般消費財・サービス63
      3シンシナティ・ファイナンシャルCINF金融63
      4コカ・コーラKO生活必需品61
      5コルゲート・パルモリーブCL生活必需品61
      6ドーバーDOV資本財・サービス61
      7エマソン・エレクトリックEMR資本財・サービス61
      8ジェニュイン・パーツGPC一般消費財・サービス61
      9ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア61
      10ケンビューKNTUY生活必需品61
      11MMMMMM資本財・サービス61
      12ノースウェスト・ナチュラル・ホールディングNWN公益事業61
      13パーカー・ハネフィンPH資本財・サービス61
      14プロクター・アンド・ギャンブルPG生活必需品61
      15イリノイ・ツール・ワークスITW資本財・サービス60
      16ノードソンNDSN資本財・サービス58
      17カリフォルニア・ウォーター・サービスCWT公益事業57
      18ステフィンSCL素材57
      19ABM インダストリーズABM資本財・サービス56
      20アルトリア・グループMO生活必需品56
      21スタンレー・ブラック・アンド・デッカーSWK資本財・サービス56
      22コマース・バンクシェアズCBSH金融55
      23ホーメルフーズHRL生活必需品55
      24SJW グループSJW公益事業55
      25ランカスター・コロニーLANC生活必需品54
      26ブラック・ヒルズBKH公益事業53
      27MSA セーフティーMSA資本財・サービス53
      28ナショナル・フュエル・ガスNFG公益事業53
      29ベクトン・ディッキンソンBDXヘルスケア52
      30ターゲットTGT生活必需品52
      31H. B. フラーFUL素材52
      32WWグレンジャーGWW資本財・サービス52
      33レゲット・アンド・プラットLEG一般消費財・サービス52
      34PPGインダストリーズPPG素材52
      35テナントカンパニーTNC資本財・サービス52
      36ユニバーサルUVV生活必需品52
      37アボットラボラトリーズABTヘルスケア51
      38アーチャー・ダニエルズ・ミッドランドADM生活必需品51
      39フェデラル・リアルティー・インベストメント・トラストFRT不動産51
      40キンバリー・クラークKMB生活必需品51
      41S&PグローバルSPGI金融51
      42ミドルセックス・ウォーターMSEX公益事業51
      43ニューコアNUE素材51
      44ペプシコPEP生活必需品51
      45RPM インターナショナルRPM素材51
      46ウォルマートWMT生活必需品51
      47アッヴィABBVヘルスケア51
      48ユナイテッド・バンクシェアーズUBSI金融50

      この一覧は、50年以上にわたって安定した増配を続けている企業です。

      たーくん

      僕もKOやPGやJNJは保有しており、一生保有すべき銘柄です!

      9. 配当王銘柄の投資手法

      たーくん

      配当王銘柄の投資手法について解説!

      9.1 ドルコスト平均法の活用

      ドルコスト平均法とは、一定の金額を定期的に投資する方法で、株価が高い時にも低い時にも一定額を買い続けることで、購入単価を平準化する効果があります。

      例えば、毎月一定の金額を配当王の株に投資することで、株価が下がった時には多くの株を購入し、逆に株価が高い時には少しだけ購入することになります。

      これにより、長期的に見てリスクを抑えた投資が可能になります。

      9.2 下落局面での買い増し戦略

      配当王銘柄の魅力は、その安定性にありますが、市場全体の下落や一時的な悪材料により株価が下がることもあります。

      こうした下落局面は、投資家にとって絶好の買い増しのチャンスとなります。

      配当王銘柄は、長期的に業績を伸ばし続ける強い企業であることが多いため、一時的な下落は割安な価格で株を手に入れるチャンスです。

      ただし、企業の根本的な問題で株価が下落している場合は、注意が必要です。

      そのため、下落の理由をしっかりと分析し、企業の基礎的な強さに問題がないと判断できる場合のみ買い増しを行うことが重要です。

      たーくん

      僕は下落局面での買い増し戦略を採用しているよ!

      10. さいごに

      たーくん

      配当王銘柄投資は、長期的な視点で行うことが重要です!

      これらの企業は長年にわたって安定した業績と増配を続けてきましたが、その真価は長期保有することで発揮されます。

      短期的な市場の変動に惑わされず、企業の基本的な価値と成長性に着目しましょう。

      配当王銘柄投資は、安定的な収入と長期的な資産成長を目指す投資家にとって魅力的な選択肢です。

      しかし、どんな投資にもリスクは付きものです。

      過度に期待することなく、適切なリスク管理と分散投資を心がけることが重要です。

      また、配当王銘柄だけでなく、S&P500などのインデックス投資、米国成長株や金、ビットコインなど、他の資産クラスにも投資しましょう。

      色々な投資対象を組み合わせることで、より安定したポートフォリオを構築できます。

      この記事で得た知識を基に、さらに深く学び、自分自身で判断する力を養っていってください。

      たーくん

      配当王銘柄投資について勉強できたって方はインスタでDMしていただけると嬉しいです。

      ではまた〜!