はじめに
金は昔から価値の象徴として扱われてきましたが、現代では重要な投資資産としての地位を確立しています。

現代の世界経済の不確実性が高まる中、金への投資がますます注目を集めています。
僕も実際に金ETFや不動産クラファンなどで金を分散保有しています。
この記事では、金投資の基礎から、なぜ今が「金の時代」と呼ばれるのかまで、詳しく解説していきます。
それでは今日も投資について、一緒に学んでいきましょう〜!
金投資の基礎知識
金投資の主な形態
- 金地金:実物の金を購入する最も直接的な方法です。
- 金貨:コインの形状をした金
- 金塊:棒状の金
- 金ETF(上場投資信託):金価格に連動する金融商品で、株式と同様に取引所で売買できます。
- 金鉱株:金を採掘・生産する企業の株式です。
- 金先物:将来の特定の日時に、あらかじめ決められた価格で金を売買する契約です。
金投資のメリット
- インフレヘッジ:通貨価値が下がる際に金価値が上がる傾向があります。
- ポートフォリオの分散:他の資産クラスとの相関が低いため、リスク分散に有効です。
- 安全資産としての役割:経済危機や地政学的リスクが高まる際に価値が上昇する傾向があります。
- 流動性:金は世界中で取引されており、換金性が高いです。
金投資のデメリット
- 無配当:株式と異なり、金自体は配当を生み出しません。
- 保管コスト:実物の金を保有する場合、安全な保管場所が必要です。
- 価格変動:短期的には大きな価格変動があり得ます。
- 為替リスク:国際的に取引される金は、為替変動の影響を受けます。
金価格に影響を与える要因
- インフレ率:インフレ時に通貨の購買力が低下するため、金がインフレヘッジとして需要が高まります。
- 金利動向:金利が低いと金の相対的な魅力が増し、高いと金以外の資産への投資が魅力的になります。
- 地政学的イベント:政治的不安定や紛争時に、安全資産としての金需要が増加します。
- 通貨価値の変動:主要通貨(特にドル)が弱くなると、金の相対的価値が上昇します。
- 中央銀行の金準備政策:中央銀行による金購入や売却は、市場の需給バランスに直接影響します。
- 産業需要(特に宝飾品や電子機器):工業用途や宝飾品での金需要の増減が価格に影響を与えます。
なぜ今が金の時代なのか?
2024年5月、金価格は1トロイオンス2454.20ドルと過去最高値を更新しました。
過去20年で金価格は6.2倍になり、S&P500の4.8倍を上回るパフォーマンスを示しています。

以下に、金が注目を集める5つの主な理由を詳しく解説します。
1. 米国政府債務残高の増加
米国政府の債務残高は急速に増加しています:

- 2024年第1四半期時点:34.6兆ドル
- 1994年第1四半期時点:4.6兆ドル
- 30年間で7.5倍に増加(年率平均7%の増加)
この債務増加により以下の問題が生じる可能性があります:
- 利払い費用の増加
- 社会保障、医療、国防、教育、インフラ投資などへの支出制約
- 国債の信用格付け低下リスク
CBOの予測によると、米連邦政府の債務対GDP比は2034年に116%まで上昇する見込みです。
これに対し、金の生産量は年間約3600トンと安定しており、法定通貨と比べて希少性が高いため、投資家の注目を集めています。
2. 地政学リスクと中央銀行の金購入
ウクライナ戦争をきっかけに、以下の変化が起きています:
- アメリカによるロシアへの経済制裁(SWIFTからの排除)
- 新興国にとってのドル・ユーロの安全資産としての地位低下
- 中国による人民元国際化の推進と金保有量の増加
中国人民銀行の金保有量:

- 2024年5月末:2264トン
- 2022年10月:1948トン
世界の中央銀行による金の購入量:

- ウクライナ戦争前:平均118トン/四半期
- ウクライナ戦争後:平均291トン/四半期(約2.5倍に増加)

金融危機以降、中央銀行の金購入傾向が強まっており、2022年には1136トンと過去最高を記録しました。
3. 中国とインドの金需要
2023年の世界の金需要は4468トンで、その内訳は以下の通りです:
- 宝飾品:2192トン(約49%)
- 中央銀行:1037トン
- 投資:941トン
- テクノロジー:298トン
宝飾品需要の半分以上を中国(630トン)とインド(562トン)が占めています。
両国では以下の要因で金需要が高まっています:
- 伝統的な結婚習慣(花嫁への金の贈与)
- インフレヘッジとしての金の役割
- 中国の「金豆豆」と呼ばれる金の粒を毎月1粒貯める資産運用のブーム
- インドの中間層拡大(2040年までに人口の43%に)
4. 金利と機関投資家の動向

従来、金価格と米10年物インフレ連動国債利回り(右軸反転)には逆相関の関係がありました。
しかし、2022年以降、金利上昇にも関わらず金価格も上昇しています。
これは主に中国や新興国の中央銀行の大量買い付けが影響しています。
一方、欧米の機関投資家は金ETFを売却傾向にあります:

- 2024年第1四半期:北米から68トン、欧州から40トン流出
- 2023年:北米から128トン、欧州から180トン流出
これは欧米の機関投資家が金ETFを売っても、金価格が上昇していたことを意味します。
つまり中央銀行と個人の買い圧力が強かったことがわかります。
もし今後、欧米の機関投資家が金ETFを買い始めた場合、金価格はさらに上昇する可能性があります。
5. スタグフレーションのリスク
スタグフレーション(経済停滞とインフレの同時進行)のリスクが高まっています:
- 米中覇権争いによる世界経済の分断
- サプライチェーンの混乱リスク
- 1970年代のオイルショック時のような高インフレの再燃可能性
過去のデータから、インフレ率と金価格には強い相関関係があることが分かっています。
70年代の金価格とCPIの推移を眺めると、概ね相関関係にあったことがわかります。

以下のチャートは60年代後半から80年代前半のCPIの前年同月比の推移に、現在のCPIの前年同月比の推移を重ね合わせたものです。
仮に70年代後半のようなCPI推移になるのであれば、2025年秋以降、高インフレが再燃し、2027年夏にかけて金価格が急騰する可能性があります。

金価格の見通し
金価格のチャート分析によると、カップ・ウィズ・ハンドルに似たパターンが形成されています。

カップウィズハンドルをブレイクアウトすると、カップの深さの分だけ値上がりすることが期待されます。
カップの深さが84%あることを考えると、金の目標価格は3844ドルになります。
2027年8月頃にかけて、金価格がこの水準を目指して上昇する可能性があります。
金鉱株への投資
金価格上昇局面では、金鉱株も大きく上昇することが予想されます。
金鉱株とは、金を採掘・生産する企業の株式のことです。
主な金鉱企業には以下があります:
- ニューモント(NEM):世界最大の米産金会社
- バリック・ゴールド(GOLD):カナダ産金最大手
- ゴールド・フィールズ(GFI):南ア産金最大手
金鉱株投資の特徴:
- オペレーティング・レバレッジ効果により、金価格の変動以上に株価が変動する
- ハイリスク・ハイリターンな性質
- 個別株とETFによる投資が可能
- ポートフォリオ全体の10%程度に抑えることが推奨される
しかし、金鉱株投資はリスクも高いため、十分な知識と経験が必要です。
初心者の方には、よりリスクの低い方法から始めることをおすすめします。
少額で金投資する方法
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以下の記事でも取り上げているので、ぜひ参考にしてください。

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クラウドバンクで金投資を始めるメリット
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- 透明性と安全性:特定保管と外部監査により、投資の透明性と安全性が確保されています。
さいごに
金はあらゆるリスクの高い現代において、重要な投資対象となっています。
政府債務の増加、地政学リスク、インフレ懸念などが、金の価値を押し上げる要因となっています。
クラウドバンクの金投資サービスは、少額から始められる新しい金投資の形を提供し、多くの投資家にとってアクセスしやすい選択肢となっています。
しかし、どんな投資にもリスクは伴います。
金投資を始める前に、自身の財務状況やリスク許容度を十分に考慮し、投資するをおすすめします。
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これからも経済ニュースに注目しながら、投資について学んでいきましょう!